先日2月8日に開催いたしました、やすおか宏武後援会連合会・新春「第3回チャレンジ2020」で私がお話ししました、「株式会社オキス」、「ユクサおおすみ海の学校」の取組をご紹介いたします。
自由民主党ふるさと創生支部長として、鹿児島の地方創生の取り組みをご紹介します。
この日は、鹿児島市騎射場を中心に地域活性化の取組をされている株式会社KISYABAREEの須部貴之社長にアテンドいただき、鹿屋市のお二人をご紹介いただきました。
"株式会社オキス"の岡本孝志社長
"ユクサおおすみ海の学校"を運営する"株式会社Katasudde"代表取締役の川畠康文さんです。
株式会社オキス
株式会社オキスは、大隅半島の農産物の生産、加工、販売、物流等を行っており、野菜を乾燥して商品化しています。
乾燥野菜にすることで、カットの手間をなくし、廃棄ロスもなく、保存も容易で手軽に調理できるメリットがあります。
また、安心して食べれるお菓子などの加工品のニーズは高まっており、ペットなどの分野にも広がっているようです。
それらの商品をグループの物流機能により全国へ届けており、現在では海外へも販路拡大を
行っています。
国内はもとより、海外でも、人々が口にするものに対し、安心・安全を求める人はまだまだ増えてくる。
鹿児島県産の安心・安全な農産物を使いやすい形で全国へ届ける。
積極的な海外展開とAIやIOTなどで、効率的な経営をし、鹿児島の広い農地や多様な作物を強みにすることで、まだまだ鹿児島県産農産物の魅力を世界へ伝えることができる。
若い人、都市部の人材などと連携し、一人だけ儲かるのではなく、みんなで稼ぐ。
そういう気持ちを持つことが大事と教えていただきました。
株式会社オキス
〒893-0132 鹿児島県鹿屋市下高隈町5454−11
ユクサおおすみ海の学校
ユクサおおすみ海の学校"を運営する"株式会社Katasudde"代表取締役の川畠康文さん。
鹿屋にUターン後、建築家として活動しながら、地元の活性化のためにイベントを開催します。
2008年からデザインマーケットを開催。 2011年からは北田商店街で"食と暮らしのマルクト@おおすみ"を開催し、1万8000人が集まるイベントに成長させました。
また、大隅の台所と呼ばれた「京町」の再生などを手掛けてきました。
2015年には、継続的なまちづくりを行うため、なるべく補助金に頼らずに、経済活動を行いながら、民間主導による事業、リノベーションまちづくりを行う株式会社大隅家守舎を設立し、空き店舗をリノベーションした「京町食堂」をスタートしています。
京町通り
2018年には、錦江湾に面した旧菅原小学校をリノベーションした体験滞在型宿泊施設「ゆくさおおすみ海の学校」を開校。
敷地内には地元食材が楽しめるおおすみ食堂「饗さのぼい」や,チョコレート工房などがあり、SUPなどのアクティビティも体験できます。
私が泊まった部屋は元は職員室、食堂・レストランは家庭科室と、小学校をリノベーションした事もあり、懐かしくも可愛らしい、でも利用者目線でよく考えられたデザインの宿泊施設となっています。
食材も大隅の野菜、魚介、肉と地のもの尽くしで、しかもとても美味しいものばかり。
地元の価値あるものを発信したいという、想いも伝わってきます。
川畠さんとお話をしていて感じることは、とにかく鹿屋・大隅を愛していること。
そしてご自身の建築家としてのベースの上に、鹿屋に住む人達の暮らしを豊かにリデザインする意欲に溢れている。
仲間と共に地元の良さを活かし、それを新たにデザインし直し、地域内外に発信、経済活動に結びつける流れを作ることは並々ならないことです。
だからこそ、川畠さんのようなパブリックマイン(公の精神)をもつ民間の方の力を活かす、「新しい民間主導、行政支援型の公民連携」のあり方をこれからの鹿児島の、日本のふるさと創生の中心に添えていくようにしたいと強く思いました。
自分達の街を自分達でつくる。
地方の財政も厳しくなるなか。また先の見通せない時代を切り開き、地方に住む我々の暮らしを豊かにする上でも、パブリックマインドを持った民間の方が創る新しい公民連携は時代の要請と感じます。
川畠さんの取り組みを見て、大いに刺激を受け、改めて、私もこのテーマを使命感を持って深く掘り下げていこうと決意しました。
川畠さんも須部さんも、お忙しい中を長時間お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
ユクサおおすみ海の学校
〒891-2313 鹿児島県鹿屋市天神町3629−1
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